【ChatGPT×Googleスプレッドシート】AWSサービスを小学生にもわかるよう例えを用いてまとめてもらった
こんにちは!AWS事業本部のおつまみです。
人に何かを説明するときに、わかりやすいように例えを用いながら説明できる人って素敵だと思いませんか?私は素敵だと思います。
先日「AWSで実現するモダンアプリケーション入門」を読んでいただのですが、普段アプリケーション開発をあまりしないため、理解できない言葉が多く、悩みました。
そこで今話題のChatGPTさんに質問したところ、このようなとても分かり易い回答をいただくことができました。
Q. App Meshのサービス概要を小学生にもわかるよう、例えをもちいて簡潔に教えてください。
A. App Meshは、自動車の交通整理をする交通誘導員のようなものです。街にはたくさんの車(サービス)が走っており、互いに目的地に向かって運行します。App Meshは、これらの車のやり取りをスムーズに行うために、交通の流れを見守り、指示を出し、整理します[1]。また、交通誘導員が事故や渋滞を検知するように、App Meshもサービスの状態を監視し、問題があれば対処を手助けします[2][3]。
質問した内容を保存しておきたい!と思ったのですが、ChatGPT自体には正式なログ保存機能はありません。 *1
そのため、Google スプレッドシートにChatGPTのAPIを組み込んで、質問した回答を取得・保存できるようにしました。
今回はその方法をご紹介します!
ChatGPT×Googleスプレッドシートの連携方法
前提
以下の作業が完了していることを前提として進めます。
- OpenAIのアカウントを作成
まだの方はこちらのリンクからOpenAIのアカウントを取得してください。
1. Google スプレッドシートにアドオンを追加する
Google スプレッドシートを表示します。拡張機能
→アドオン
→アドオンを取得
を選択します。
検索欄にChatGPT
と入力します。GPT for Sheets and Docs
を選択します。
インストール
を選択します。
そのまま続行
を選択します。
許可
を選択します。
Google スプレッドシートに戻り、拡張機能
→GPT for Sheets and Docs
→Set API Key
を選択します。
Get your OpenAI API key at
のリンクを選択します。
別タブにOpenAIのWebページが表示されます。Create new secret key
を選択します。
生成されたAPIキーをコピーします。
Google スプレッドシートに戻り、APIキーを貼り付けます。Check
を選択し、APIキーが使用できるか確認します。確認後、Save API Key
を選択します。
2. ChatGPTの関数を入力する
以上の操作で、Google スプレッドシートでChatGPTの回答を取得できるようになりました!
さっそく使ってみます。
セルA2に例えてほしいサービス名を記述して、セルB2に以下のGPT関数を入力します。
=IF(ISBLANK($A2),,GPT($A2&"のサービス概要を小学生にもわかるよう、例えをもちいて簡潔に教えてください。",,))
上記の関数について、簡単に説明します。
ISBLANK関数
A列に文字列がなくてもエラーが出ないようにするために、指定しています。これによりA列が空白の場合は" " と空白を返すようにしています。
GPT関数
GPT関数の引数は以下の通りです。prompt
以外はオプションであるため、省略して問題ないです。
GPT(prompt, value, temperature, model, maxTokens)
- prompt:問いの文
- value:プロンプトを適用させたいスプレッドシートのセル
- temperature:忠実度(0-1)
- 0は、AIがプロンプトに忠実に従うようにする(デフォルト)
- 1は、AIを非常に創造的にする
- model
- text-davinci-003: (デフォルト) GPT-3の中で最も高性能なモデル。
- text-curie-001: Davinciよりも高速で低価格
- text-davinci-edit-001: テキストを新しいスタイルで書き直す
- maxTokens:補完の際に生成するトークンの最大値。デフォルトは16
セルB2に関数入力後、しばらく待ちます。
10秒程度経過後、回答が返ってきました!
A. ECS Execは、コンピューターの中にあるお城の中に入って、中のお掃除や修理をするお仕事のようなものです。普通はお城の中に入ることができないけれど、ECS Execを使うと、遠くからでもお城の中に入って、中のお掃除や修理をすることができます。とても便利なお仕事ですね。
なかなか良い例えですね!
他のサービスも同様に質問してみました。
A. App Meshは、複数のアプリケーションをつなぐ「道路」のようなものです。例えば、あなたが家から学校まで自転車で通うとします。その道の途中には、信号や交差点がありますよね。同じように、アプリケーションも複数ある場合、それらをつなぐ「道路」が必要になります。App Meshは、その「道路」を管理することで、アプリケーション同士の通信をスムーズにし、効率的に運ぶことができます。
A. Cloud Mapは、インターネット上にある地図のようなものです。普通の地図が、道や建物などを表示するのに対して、Cloud Mapは、インターネット上にあるサービスやアプリの場所を表示します。例えば、あなたがスマートフォンで使っているアプリが、どこにあるかわからなくなったときに、Cloud Mapを使えば、そのアプリがどこにあるかすぐにわかります。また、新しいサービスやアプリを探すときにも、Cloud Mapを使えば、簡単に見つけることができます。
こちらもなかなかいい感じですね!
さいごに
今回は、GoogleスプレッドシートにChatGPTのAPIを連携して、AWSサービスの概要を小学生にもわかるよう例えを用いてまとめてもらいました。
GPT関数便利ですね!
リサーチを自動化したり、FAQページを作成したりと幅広い使い方ができるんのではないかと思いました。
簡単にGoogleスプレッドシートへ連携することができるので、ぜひ実際に試してみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました!
以上、おつまみ(@AWS11077)でした!
参考
話題のChatGPTを「Google スプレッドシート」に組み込んでヘルプを作ってみた - 残業を減らす!Officeテクニック - 窓の杜
脚注
- Google Chromeの拡張機能「Save ChatGPT」を利用することは可能です。詳細はChatGPTの会話を保存するSaveGPTを使ってみた!をご参考ください。 ↩